石动雷十太,所属动漫《浪客剑心》中的人物。塚山家(後述)の財力を利用し、古流剣術を元に10年をかけて自ら創設した真古流(しんこりゅう)という剣術団体を広めようとしていた剣客。一人称は「吾輩」(アニメでは本性を現してからは「俺」と言っている)。キネマ版では「俺」。静岡県(伊豆半島某所)出身。牡牛座。好きな食べ物:山葵。
塚山親子が強盗たちに襲われているところに颯爽と現われ、たったの一撃で強盗たちを追い払ったことから、感銘を受けた塚山由太郎の剣術指南役として雇われた。しかし実際にはこの強盗たちは雷十太が雇ったチンピラに過ぎず、全てはパトロンとして目をつけた塚山家に取り入るための狂言だった。由太郎に対しても弟子とは微塵も思っておらず、尊敬されていることを知りながら煩わしいとしか考えていなかった。見た目は粗暴で豪胆な雰囲気の強い大男だが、実は自己の思想に酔っているだけの愚物。
道場破りのために訪れた前川道場にて宮内と竹刀を使った三本勝負を行い、自身の実戦主義に反する勝負方式に憤りつつもこれに圧勝。さらに剣心を真古流に勧誘しようとして断られ、戦闘に及んだ。刺客に送り込んだ弟子たちが敗北したため、自分が戦いに出るが、背後からの不意打ちで剣心を狙うなど手段を選ばなくなり本性を表す。戦いの最中、自身が放った「飛飯綱」(とびいづな)が由太郎に当たり重傷を負わせる。これにさえも全く悪びれなかったため、本気で怒った剣心の飛龍閃に飛飯綱を破られ敗北。弥彦を人質に取り逆転を図ろうとするが、殺人剣を唱えてはいるが、一度も人を殺したことがないことを見破られた上に、弥彦の気概と剣心から「己が奪った(剣によって)命の重みで自分自身(精神)が奈落に落ちる剣が殺人剣である」「それが理解出来ないなら、剣客としての精神は弥彦にも及ばない」と指摘され、自信を完全に破壊され二度と剣を握れなくなった。
肩の辺りに黒羽根を付けており、左之助からは「羽根オヤジ」と呼ばれていた。
作者曰く「『知的なマッチョで、剣心とは対照的な殺人剣至上主義者』のはずが、どこをどう間違ったのかとんでもないまがい物野郎になってしまい、回を重ねるごとに情けない小心者になっていき、最後はほとんど一蹴状態でやられてしまった見掛け倒しの悪役」「どうしてこんな情けない奴になってしまったのか呆れるキャラ」。
アニメ版では雷十太のエピソードそのものが大きく変更されており、伊豆の富豪である塚山家の御曹司?由太郎の剣の師匠となり、塚山家の土地と財産、立地を利用し、明治政府から伊豆を独立させ「剣客の王国」を建造しようとしていた。伊豆を選んだのは政府と戦争になった際、地の利を行かせるため。展開の変更に伴い設定が大きく変わり、性格もより卑劣になり、狂言強盗で雇ったゴロツキを斬り殺すなど殺人も犯している他、剣心が抜刀斎であることにすぐに気付いている。真古流もかなりの規模の集団となっており、原作では4人だけだった弟子(この4名はアニメでは「真古流四天王」と呼ばれ、個別に名前も設定されている)だけでなく、数え切れないほど大勢の手下?同士を抱えている。その正体は明治政府が長年追いかけていたテロリストであり、廃刀令に従えず剣を捨てられない者たちの成れの果て。塚山の屋敷を拠点に陸軍特殊部隊と戦争を引き起こし、両者共に死屍累々の有様となり、それを止めるために剣心が雷十太と一騎討ちをするという展開となっている。剣心との戦いを止めようとした由太郎を「ムシケラには用はない」と飛飯綱で腕を切り裂いた。最終的には剣心の土龍閃を受け、原作では耐えた龍槌閃で倒される。
完全版第22巻の再筆:「雷獣太」としてリファイン。霊山に登って修行し開眼したらしい。服装は山で仕留めた獲物から作ったものと称しており、腰に虎の頭の付いた帯を付けているが「日本に虎はいない」とツッコミが入れられるなど胡散臭い人物となっている。なお、このデザインでキネマ版第一幕に登場している(立ち位置としては原作の比留間伍兵衛に近付いており、偽抜刀斎となっている)。
人物台词
角色声优