武田观柳,所属动漫《浪客剑心》中的人物。裏社会で新型阿片?「蜘蛛の巣(くものす)」の密売を行っていた悪徳実業家。一人称は「私」。東京府出身。特技:金儲け。趣味:掃除。
医師と結託して阿片を売り捌いていたが、仲間割れにより殺害してしまう。そこで医師の助手をしていた高荷恵を阿片生産のために拉致?監禁していた。阿片の密売によって得た資金を元手に武器商人となり、さらに財を成そうと企んでいる。役に立たない部下は躊躇なく始末する。普段は他人に敬語で話して丁寧な物腰を装うが、本性は卑劣かつ狡猾。感情が入った途端に罵詈雑言を浴びせて過激な暴力を振るうが腕力どころか体力もない虚弱な男。屋敷には総勢60人の私兵団を配備している。剣心たちが屋敷に乗り込んで来た際には回転式機関砲(ガトリングガン)を持ち出して、剣心たちを皆殺しにしようと銃撃を浴びせたが、御庭番衆が盾となっている間に弾切れとなり(アニメ版では螺旋鏢で弾が詰まって)、その隙を突いた剣心の怒りの一撃で倒された後、駆け付けた警官隊に逮捕された。原作ではこの時、恵も同罪であることを喚き散らしていたが、剣心に睨まれて黙らされ、さらに署長のはからいによって彼女は実質的に無罪となった。それは贔屓だと叫んでいたが、だれにも相手にされず連行されていった。アニメ版ではこのやり取りはなく、恵の罪に関しては「観柳のいうことなんて誰も信じない」とされ、剣心たちは館から脱出した。
北海道編ではこの後、私財を投げ売って死刑だけは何とか回避したことが語られ、樺戸集治監で服役していたが、寒郷率いる劍客兵器の襲撃において脱出。逃走中に霜門寺から数打ち刀「万鉄刀」を譲り受けるが、商人としてそれはできないと小銭で買い取り、それを見込まれて万鉄刀の配布を任される。その後は「雅桐倫俱(ガトウリング)」という名で万鉄刀を「雅桐刀(ガトウトウ)」として小樽に配布させるも、剣心にそのことを突き止められてしまうが、それを見越していた霜門寺によって実検の次段階としてバラ撒いた中古銃器に取って代わられてしまう。その際に観柳が考えた「雅桐紋」を無断使用されたことに怒り、なし崩しに剣心と行動を共にする。雅桐刀商売に新たな案を出した阿爛を気に入って一番弟子と呼び、「劍客兵器たちの取引場所を割り出してみろ」などの課題を出している。その後、阿爛と共に剣心に先んじて小樽拠点に乗り込むものの、本多雨読の戦型?書?裏?剣に怯むが、偶然ガトリング砲を発見して応戦(この際、宝塚版の斉射時の掛け声の「ガトガトガトガト!」が逆輸入されている)。戦型?書?裏?剣との撃ち合いになり、途中以前と同じく弾切れを起こすも阿爛がリロードを行い、本多雨読を撃破した(この撃ち合いには流石の剣心も介入を忘れて唖然としていた)。決着後は違法であるガトリング砲に別れを告げ、脱法によってガトリング砲を合法とするべく再び逃走した。
キネマ版では表向きは撃剣勝負のスポンサーをしているものの、高額の賞金で釣った挑戦者をガトリング砲で射殺している。また、士族に対して異常なまでの嫉妬心を抱いている。神谷道場の乗っ取りを画策するも、一度は剣心に野望を打ち砕かれて敗北、逮捕される。しかし警察に賄賂を握らせて保釈に至り、抜刀斎を始末するために裏世界の猛者を集める。弥彦と対峙し、金の詰まった鞄で滅多打ちにし「金の重さ」を誇るが逆転負けを喫した。外見は実写映画版で観柳を演じた香川照之に似せて描かれている。
キネマ版での登場にあたって、作者は「私は『悪人』ではない。『悪徳商人』」という台詞を思い付き、表だろうと裏だろうと、契約は絶対に守るという、悪人なりの矜持を持つ人物として描いている。
銀幕草紙変では輸入した武器を用いてテロを起こさせ、さらに陸軍にその武器を売りつけることを画策していた。物語の最後で上海に高飛びしようとしたが、そこに現れた斎藤に始末されたことが示唆されている。
実写映画版では基本的な設定は原作に準じている。交易のための港を作るべく地上げを行っており、その際に神谷道場が邪魔になったため、鵜堂刃衛を雇い「神谷活心流の人斬り抜刀斎」として暴れさせることで神谷活心流の信頼を落として土地を手に入れようとするという、原作の比留間喜兵衛の役周りも併せ持つ。新型阿片の製造法を流出させないために恵以外の製造者を殺害させる、神谷道場周辺の井戸に毒を入れさせるなど残虐性が増しており、さらには降参したフリをした剣心と左之助に全裸になって跪くように強要するなど、傲慢さも増している。剣心らが屋敷に乗り込んで来た際にも慌てずに金をばらまいて雇っていた用心棒たちを鼓舞しつつ、自らはガトリング砲や拳銃などの武装を用意する(原作では動揺して錯乱しかけている際に小姓からの話で武装を思い立っている)など、性格が異なる。御庭番衆が登場しないため、原作と違いガトリング砲では誰も射殺していなかった。原作と比べると大分肝が据わっており、連行される際に元気良く復権を匂わせる発言を残した。
モデルは新選組五番隊組長の武田観柳斎。原作7巻の剣心の回想で新選組集合図の中で1回登場した観柳斎に姿が似せてある。なお、観柳斎が男色家だったとする説があるため(確証はない)、初めは男色家という設定だったが、本編に関連がなく、マニアック過ぎるという理由で除去した。
『剣心皆伝』にて22巻で再筆された面子の中にいなかったのは、「作者が忘れていたから」とされている。
一部のゲームではプレイアブルキャラクターとして登場。拳銃を武器にしておりガトリングガンを必殺技にしている。
人物台词
角色声优