今日惊涛骇浪,明日风平浪静

  『第一話 海と大地のまんなかに』
  
  
  光 「俺は、見てしまったんだ。
  誰かが誰かと、特別な出会いをした、その瞬間を。」
  
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  まなか 「え それ」 
  
  紡 「食うかな」 
  
  まなか 「嫌だ やめて 育てないで お願い」
  
  紡 「綺麗だって思うから」
  
  まなか 「え」
  
  紡 「この魚 見たことない鱗してる」
  
  まなか 「魚」
  
  紡 「あんたも 
  エナって 本当にあるんだな 
  こらがあるから 海で生きていけるんだろ 
  キラキラして 綺麗だ
  どうした」
  
  まなか 「なんか まだ息苦しくて どんどん息苦しくて」
  
  紡 「塩 増やすか」
  
  まなか 「う うん」
  
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  光 「まなかがタオルを外して
  恥ずかしくないんだ あいつには」
  
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  『第二話 ひやっこい薄膜』
  
  ひかり 「俺 ただ まもりたかった 
  エナみたいに あいつをまもりたかった
  あいつを傷つけるもの すべてから まもりたかった
  なのに
  あいつは 脱ぎ去りたいのか
  脱ぎ去って
  ここじゃない世界へ」
  
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  『第三話 海のいいつたえ』
  
  まなか 「ちいちゃん ウミウシ」
  
  ちさき 「すごい お腹赤いの」
  
  まなか 「お腹の赤いウミウシに 誰にも言えない気持ちを伝えると 
  教えてくれるんだよね これから先のこと」
  
  ちさき 「口から黒い石を吐いたら その気持ちは間違っていて  
  綺麗な石を吐いたら 」
   
  まなか 「その気持ちは宝石みたいに 永遠に輝き続ける」
  
  ちさき「ねえ まなか 紡くんのこと すきなの?」
  
  まなか 「そんな なにそれ ちいちゃん
  よく 分からない
  でも 好きになったら お付き合いしたいって思うかな
  お付き合いしたら その あかりさんみたいに
  キスとか 
  あ エッチだと思った?」
  
  ちさき 「うんうん 全然 続けて」
  
  まなか 「結婚したいって思って そしたら ここに帰れなくなるかな」
  
  ちさき 「まだそんなこと考える必要ないよ
  好きかどうかも分からないでしょ」
  
  まなか 「うん ちいちゃんも ひいくんも 要くんも好き それは分かる
  でも つむ 木原くんはちょっと違って よく分からないの」
   
  ちさき 「そっか」
  
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  光 「姉ちゃんが あかりになったって変わらない
  呼び名なんて どうだって関係なかったんだ
  あいつがどんどん大人になっていくのは 俺のせいだって 気ついた
  相手の野郎にはムカついてる
  けど よくわかんねえけど ほんの少し ほっとしたんだ
  あかりが やっと自分のこと 考えるようになったんだって
  それに まなかのことも なんかもやついてたけど
  まなかだって もっともやついてるはずで
  地上の人間と 海の人間の」
  
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  『第四話 友達なんだから』
  
  
  ちさき 「まなかって 可愛い
  怖がりだけど 意志が強くて 華奢な身体で 
  くりってした目で 何時も一生懸命 」
  
  要 「ちさきが大きいからね」
  
  ちさき 「要 ストレートすぎ」
  
  要 「大きいほうが好きなやつもいるよ」
  
  ちさき 「そうかな」
  
  要 「あんま痩せてないほうが 中年男は好きらしいよ テレビで見た」
  
  ちさき 「フォローになってないよ」
  
  要 「素直に喜べばいいのに」
  
  ちさき 「ほんと そうだね
  まなかみたいに 素直になれたらいいのに」
  
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  要 「あからさまな犯行声明文だね クラスの奴らじゃなかったんだ
  ちさき?」
  
  ちさき 「このことは黙ってよ 私と要の秘密にしよう」
  
  要 「え どうして?」
  
  ちさき 「だって このことがみんなに知られちゃったら
  ひかりが悪者になっちゃう 」
  
  要 「でも」
  
  ちさき 「ひかりがこれ以上傷つくの 私見てられない」
  
  紡 「悪者も何も 誤解したのは事実だろ
  嘘つくのは きっとよくない
  どんどん孤立することになる」
  
  ちさき 「違う 私たちが作ったものを 生臭いって言うような人達なんだよ」
  
  紡 「みんな 本当は悪いやつじゃない 」
  
  ちさき 「散らし寿司 わざと零すような人達が?
  いい人だって思ったけど やっぱり紡くんも地上な人なんだね」
  
  要 「悪く思わないで 
  ちさきって ひかりや まなかのことになると 冷静じゃなくなるんだ」
  
  紡 「分かってる
  俺 海が好きだ 汐鹿生な奴も
  だから 光が皆を誤解したことで 皆に光を誤解されたくない」
  
  要 「ごめん もう一回言ってくれる?」
  
  紡 「光が皆を誤解したことで 皆に光を誤解されたくない」
   
  要 「ああ なるほど」
   
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  光 「おい ちょっといいか」
  
  クラスメート 「なんだよ」
  
  光 「すいませんでした 俺が間違ってました 
  お前ら いや そっちがおじょうしさまめちゃくちゃにしたって 思い込んで」
  
  ちさき 「や 止めなよ 光
  まなか」
  
  まなか 「お願いします 」
  
  光 「まなか?」
  
  まなか 「ひいくん 凄く反省してます
  許してください お願い」
  
  光 「まなか」
  
  紡 「もう 許してやれよ」
  
  クラスメート 「紡」
  
  紡 「自分達だって 散らし寿司のことあるだろ 
  お互い様だ」
  
  光 「お互い様じゃねえ お前ら散らし寿司ぶんまげた
  でも俺は お前らに罪を被せて ついでにチェスト食らわせた
  許してくれ そんでもんで 
  来い」
  
  まなか 「ひいくん」
  
  光 「来い」
  
  クラスメート 「チェストおおお
  もういい めんどくせえ
  許した」
  
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  ちさき 「私は 私は 光を庇いたかった 
  だけど」
  
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  『第五話 あのねウミウシ』
  
  
  ちさき 「緑
  まなかは本当にいい子
  それに比べて 私は
  光への気持ち 何とかしなくちゃ」
  
  紡 「遅刻」
  
  ちさき 「そっちだって 遅刻じゃない」
  
  紡 「今朝は大量だったからな 近頃 おかしい位にきんめが取れる
  みんなは?」
  
  ちさき 「遅れるから 先に行ってもらった」
  
  紡 「ええ」
  
  ちさき 「昨日はごめんなさい」
  
  紡 「何が?」
  
  ちさき 「な 何がって」
  
  紡 「あんた 光が好きなの?」
  
  ちさき 「な 何言って
  好きよ そりゃ だって 幼馴染で ずっと一緒にいて
  もう 家族みたいなもんで」
  
  紡 「そうか」
  
  ちさき 「ウミウシになってくれる?
  幼馴染の好きより 好きよ
  でも 光を好きでい続けると どんどん嫌な自分になってく
  どんどん自分許せなくなってく」
  
  紡 「ストップ」
  
  ちさき 「待って まなか」
  
  まなか 「ご ごめんなさい
  私 ちいちゃん大丈夫かなって 戻って
  聞いてないからね 何にも」
  
  ちさき 「ひいくんのこと好きとか?」
  
  まなか 「うん ひいくんのこと好きとか」
  
  ちさき 「忘れて まなか」
  
  まなか 「え?」
  
  ちさき 「いいから お願い 忘れて ね」
  
  まなか 「で でも」
  
  ちさき 「おねがい」
  
  まなか 「う うん 分かった」
  
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  光 「お前 何やってんだ」
  
  美海 「私 泳げない 
  どうして?
  ママは海の人なのに どうして私は泳げない?」
  
  光 「ああ 暴れんな」
  
  美海 「ママと あかちゃんと 同じ匂いがする 」
  
  光 「あかちゃん? あかりのことか?」
  
  美海 「ママが死んじゃって おなかんとこ 悲しい感じでいっぱいになって
  いきができないみたくなって
  あかちゃん ずっと私と一緒にいてくれて 
  あかちゃんのことも好きになった 
  だけど あかちゃんが新しいママになるかもって 怖くなった
  まだ ママが 美海の大好きが 美海の前からいなくなちゃったら どうしようって
  もう あんな悲しいおなかになるのは 嫌だ
  大好きにならなければ あんなに悲しくならない
  だから だから 美海」
  
  光 「大好きにならなければ 
  好きにならなければ 辛くならない
  確かに そうかもしれねえな」
  
  美海 「え?」
  
  光 「なんか 俺も 人のこといえねえ
  好きとか なんないほうが やっぱ 楽なのかもしれないって 思う
  だけど よ 誰かを好きになるのダメだって 無駄だって 思いたくねえ
  な なんだよ」
  
  美海 「あんたも 大好きな人 いるの?」
  
  光 「え いや すれはいるよ いっぱい」
  
  美海 「いっぱい?」
  
  光 「ああ そうだ
  お前のことも 大好きになったしな」
  
  美海 「おい いつまでこうしてる」
  
  光 「あ あ そ そうか」
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  

在很久以前,人类全都是住在海里的,可是,憧憬着陆地的人类最终抛弃了大海,他们脱去了那层海神所赐予的,能够让他们在海里生活的「胞衣」。登上陆地的那 些人遭受了种种的困难,日照持续不断,寻找水源的人类开始不断的互相争斗。有些人把这些恶果归结为「海神发怒了」的缘故,所以他们会把作为祭品的少女放在 船... 动漫详情>>
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